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世界では、ロゼワインが大ブーム!
きれいなピンク色が華やかで、写真に撮るとインスタ映え間違いなしのロゼワイン。
淡いピンクの色合いが「桜」を連想させるせいか、日本では春先にいろいろな種類が店頭に並ぶことが多く、ロゼワインを楽しむなら、今がねらい目なんですよ♪
じつは今、「ロゼワインブーム」が起きているんですって! フランスでのロゼワインの消費量は、すでに白ワインを越えていて、赤ワインにぐっと迫る勢いなのだとか。
今回は、このロゼワインについて、じっくり解説しちゃいます!
ロゼワインは、白ワインと赤ワインのいいとこどり!?
ロゼワインは、白ワインのように飲みやすく、赤ワインのような味わいを持つ、まさに「いいとこどり」のワイン。この特徴は、ロゼワインの作り方によるところが大!
いくつかの作り方があり、赤ワインと同じように、黒ぶどうの果汁や種、果皮を入れて発酵させ、ほどよく色づいたところで果皮や種を取り除く方法などがあります。果皮なども使っていることから、渋みの元となる「タンニン」や「ポリフェノール」が含まれています。
そのため、白ぶどうの果汁だけを用いる白ワインよりも香りや味わいが複雑になり、赤ワインより軽やかな飲み口になるのです。
日本ワインでは、黒ぶどうの生産量がいちばん多い「マスカットベーリーA」や、生食でおなじみの「巨峰」を使ったロゼワインなど、いろいろな種類があるんですよ。ピンクの色合いから、甘い味をイメージしがちですが、「辛口」のロゼワインも増加中。お店の方に相談したり、裏面のラベルに「辛口」と記載があるかなどをチェックして、お好みの味を見つけてくださいね!
合わせる料理に迷ったら、ロゼワインをセレクト!
そんなロゼワインのいいところは、いろいろな料理に合わせやすいこと! イタリアンやフレンチ、中華はもちろん、和食だってOK☆
とくに、日本の食卓では、お刺身、中華風の炒めもの、肉料理……といったぐあいに、いろいろな味や素材のものが並ぶことが多いもの。ワインを飲もうと思ったとき、「刺身に合わせるなら白ワインかな、でも肉があるから赤ワインのほうがいい?」なんて迷ってしまうこともあるのでは。
そんなときは、ロゼワインの出番!
白ワインと赤ワインの「いいとこどり」の飲み物だから、いろいろな料理と合わせてもおいしく飲めちゃいますよ♪ 和食、洋食、中華はもちろん、さまざまな料理をシェアして食べるときにも、ロゼワインはぴったりなので、ぜひお試しあれ。
ちなみに、黒ぶどうの果汁や種、果皮を漬けてほどよく色づけしたのが「ロゼワイン」ですが、白ぶどうの果汁に、果皮を漬けてほどよく色づけすると「オレンジワイン」になります。ロゼワインはほんのりピンク色だけれど、オレンジワインは、上の写真のように、黄色っぽいオレンジ色なのが特徴です。オレンジの果汁で作ったワインではないんですね!
このオレンジワインも、じわじわと人気が上昇中! 日本ワインだと、「甲州」などの品種で作られていることが多いよう。ブレーク間違いなしので、ぜひトライしてみて!
ロゼワインに似た色の料理を合わせてみる
いろいろな料理に合わせやすいロゼワインですが、とくに相性がよいのは「似た色」の食材を使った料理。ピンク~赤系の食材と合わせてみるのもおすすめです♪
1)魚なら、サーモンやえびを使ったメニューを
魚介系でいうと、ピンク系の色をしたサーモン、えび、かになどは、うまみが強いけれどこってりしすぎないので、とくにロゼワインと相性がよい食材。サラダにサーモンやえびなどを散らせば、ロゼワインにぴったりのおつまみの出来上がり!
2)鶏肉やハムを使った料理も好相性
ロゼワインには、こってりとしたソースがかかった肉料理よりも、シンプルな調理法や味つけの肉料理と相性がよいよう。鶏肉やハムを使った料理や、塩こしょうしたステーキのようなメニューとマッチします。生ハムと野菜を使ったおつまみとロゼワインなども、お互いの味わいを引き立ててくれるはずです!
教えてくれた人…加藤勝也さん
出版社、テレビ局に勤務したのち、ワインと食を学ぶために渡仏。ワイン専門雑誌「ワイン王国」に入社、経営に参画。ワインマーケットの現場で培ったノウハウや知識をもとに、ワイン&フードラボを設立。豊富な知識をもとに、ワインのコンサルタントや、ワインセミナー講師としても活躍。
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