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閉じる山梨ワインの特徴は?
オレペ日本ワイン部では、まず「山梨ワイン」に注目したいと思います(^-^)
なんといっても、山梨県はワイナリー数やぶどうの生産量、日本ワインの生産量、すべてが日本一! ここを押さえれば、日本ワイン通も夢じゃない!?
山梨ワインをよく知る、ワインツーリズム代表の大木さんに、代表的なぶどう品種と、それに合うお料理を教えてもらいました。
◆白ワインは「甲州」!
写真提供/やまなし観光推進機構
山梨を代表するぶどうといえば、なんといっても「甲州」。1000年以上の歴史を持つとされる日本固有の白ぶどう品種で、果皮は淡い藤色をしています。
透明に近い色合いと、すっきりした味わいが特徴で、柚子などの和の柑橘の風味がすると例える人も。それだけに、日本の<ふだんごはん>との相性はばっちりで、鶏肉料理や、寄せ鍋などと合わせるのがおすすめ。
「甲州ワインの作り手の中には<偉大なる日常ワイン>を目指しているという方も。ひと口飲んで『おっ!』と驚き、1本飲んだあとに『おいしかった』と余韻が残る。いつもの食事といっしょに、肩ひじを張らずに飲めるワインです」(大木さん)
◆赤ワインは「マスカットベーリーA」!
国内の赤ワインの仕込み量がもっとも多い、紫紺色の黒ぶどうが「マスカットベーリーA」。日本ワインの父と呼ばれる川上善兵衛さんによって生み出された品種です。
タンニン(渋み)がさほど多くなく、フルーティで綿菓子のような甘い香りが特徴。そのまま仕上げると軽やかな味わいになりますが、樽などでしっかりした風味にするのも人気。食事とも合わせやすいワインです。
「ちょっと土っぽい風味もあるので、ごぼうや根菜などとの相性がいいんですよ。甘辛いしょうゆ味にも負けないので、煮物などに合わせても面白いはず」(大木さん)
「山梨のワインなら、まずは代表的なこの2つのぶどうを使ったワインを試してみて。とくに『甲州』は、世界的なコンクールでもその名を知られているので、おすすめですよ。」(大木さん)
教えてくれた人……大木貴之さん
一般社団法人ワインツーリズム代表。ワイナリーや行政などを巻き込み、山梨で「ワインツーリズム」を立ち上げ、参加ワイナリー70社以上、県内外から多くの人を集めるイベントへと成長させる。山梨にワインを飲む文化をもたらし、山梨ワインの知名度を向上させた手腕が、同じ悩みを持つ地方都市から大きな注目を集めている。